ウェルッシュ・コーギーは牛追犬。
いわば放牧場のガードマンです。
コタローは、その本能が目覚めたのかいつも2階のベランダから外をキョロキョロと眺めてる。
いくらここが田舎だといっても牛や羊がいるような環境ではない。
タヌキにしてもイノシシにしても、昼間からウロウロしてるはずが無い。
だけど彼は、いつの外を眺めてる。
郵便配達が来たら「ワン!」
宅配便が来たら「ワン!」
どこかで犬の声が聞こえたら「ワン!ワン!」
と。
「コタロー、鳥は?」と聞けば空を見る。
子供が帰ってくる姿を見ると興奮して部屋に入ろうとする。
犬ながらちゃんと分かってるではないか。
仕事に飽きたらチキンといっしょにお昼ねだ。