犬と一緒に暮らすにはルールを決めなければならない。
このルールには「人間と犬のルール」と「家族内のルール」である。
「人間と犬のルール」とは、人間と犬との関係を「君より私のほうが上だよ!」ということを犬に解らせることである。よく聞く【主従関係】のことだ。これが出来てないと大変なことになるらしい。
コーギーは犬の中でも主人に従順で賢い犬種と言われている。
その反面、何も命令しないままでいると、何をしても怒られないと思い人間の言うことを聞かなくなるらしい。
何事においても【人間→犬】の順番をわからせること。
とにかく【人間→犬】であって平等になってはならない。
しかしこれがチョー難しすぎる。そう簡単にはトレーニングの効果が出ない。
しかし頑張るしかない。
「君のボスは私なんだよ!」と、これを犬がわかってくれるようになると、人間からの命令を楽しみに待つようになる...らしい。
人間の指示を受けて、それをこなすことが犬は楽しいらしい。
そんな犬に対して、ご主人様からの命令を待ってる犬に対して、あなたもルールを守らなければならない。
同じ言葉を使うことは大事である。
名前の呼び方ひとつとってもフルネームで呼んだり短くして呼んだり、あるいは家族間で違う呼び方をしてたら、いぬにとってはチンプンカンプン「ワシは誰やねん!」となってくる。
命令にしても、「座れ」なのか「お座り」なのか「シット」なのか決めてあげなければならない。
これらコマンド(命令)は、家族の中でハッキリとしておこう。 人によって言葉が違うと、犬は戸惑いストレスも溜まるだろうし、なかなか覚えない犬を見てイライラするだろう。
それとご褒美は同じタイミングであげよう。
犬は命令をこなすとご褒美がもらえることを知っている。これら躾(しつけ)は、エサをもらえる為だけの行為とも思えるが、最初はこのご褒美が重要なのだ。
同じ命令をこなしたのに、前回はご褒美をもらえて、今回は何もないの?...と犬が思い出したら、その後、命令を聞かなくなるかもしれない。それと遅れてあげても意味がない。犬にしたら「何のご褒美?」と思ってしまう。
これは叱る時のタイミングでも同じである。
叱る時はすぐに叱ること。でないと何をしたら叱られるのかがわからなくなる。
命令とご褒美と叱責を繰り返すことで、その犬の潜在能力を引き出していく。コーギーは、この能力が高いといわれている。
コーギーの潜在能力を引き出してあげるのも飼い主の役目。
犬は群れを成して生きていく生き物。
その群れの中にはリーダーが存在する。
そのリーダーの指示に従うのが、下にいる犬たちの勤め。
リーダーを頼っている犬たちは、よろこんでリーダーの指示に従うのです。
リーダーが頼りなければ、自分がリーダーになろうとする。
アナタの家がコーギーにとっては新しい群れ。
アナタはそこのリーダーです。
その家のご主人がリーダーなら、その下に奥さん、息子さん、娘さん、コーギー君。
コーギー君にリーダーの座を奪われたら、その家の末路はむごい。