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狂犬病予防注射

狂犬病予防注射

狂犬病とは、人をはじめすべての哺乳類及び鳥類に感染する現在のところ治療法がなく、100%死亡してしまう恐ろしい病気。

流行地域は、アジア、南米、アフリカで、全世界では毎年50,000人以上が死亡している。

感染ルートは、主として狂犬病に罹患した犬に咬まれた時に、唾液中に含まれる狂犬病ウイルスによって感染する。そのため狂犬病予防法により生後91日以上の犬には登録と狂犬病予防注射が義務付けられている。

室内犬を含む生後91日以上の犬を所有する者は、毎年1回、4月から6月までに狂犬病予防注射を受け、注射済票の交付を受けなければならないと定められている。

日本では1950年の狂犬病予防法施行による飼い犬の登録とワクチン接種の義務化、徹底した野犬の駆除によって1956年以来、犬、ヒト、共に狂犬病の発生はない。
日本で狂犬病が発症した事例は、日本国外での感染のみである。

日本で狂犬病が出ないのは島国のためと考えられている。しかし、いつ大陸から入ってくるかわからない。正規で輸入されるなら検査とかで大丈夫だろうが、潜りで入ってきたり、貨物船の一時停泊で入ってきたり、もしかしたら泳いでくるトライアスロン犬もいるかもしれない。

最近は、国内発生が長く無い状態が続いているため犬の飼い主のモラルや遵法意識が低下し、予防注射摂取率が低下し未登録犬を含むと40%ほどらしい。

狂犬病は本当に怖い病気。犬だけでなくヒトへのことも考えて狂犬病予防注射は必ず受けよう。

狂犬病発生のない国を狂犬病清浄国
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